はじめに

Excel VBA(Visual Basic for Application)は、 一定の操作手順を自動化するためにつかうツールです。 Visual Basic準拠のプログラミング言語で記述します。

主な用途


VBAを利用する流れ

マクロ(操作内容を記録して繰り返し同じ処理を行う方法)は、作るのは簡単ですが応用しにくいので今回は対象外とします。

  1. 事前準備
    1. どのような情報を集計・分析したいか(=出力内容)を考える。
    2. 入力に使えるデータやファイルを集める。
    3. 出力結果をレイアウトする (どういう表やグラフを利用するか、色などをつけるなど)
  2. VBAの作成 (こまめにバックアップをとっておくこと)
    1. 雛形(後述)を作成する
    2. VBAプログラムを作成。実行とデバッグを繰り返す
    3. 完成したら整形 (あとから修正しやすいように)

VBAプログラムはボタンを押した時もしくは セルの値が変更されたときに実行を開始する利用が一般的です。


よく使うショートカット

Excelにて

Alt + F11 : VBエディタを開く (開発タブの「Visual Basic」ボタン) Alt + F8 : 実行するマクロ(Sub関数)を選択 (開発タブの「マクロ」ボタン) Ctrl + Break : マクロの中断

VBエディタにて

Ctrl + Space : 入力候補の表示 行を選択して tab : 右にインデント 行を選択して shift + tab : 左にインデント

Shift + F2 : カーソルのある場所の関数や変数宣言箇所にジャンプ Ctrl + Shift + F2 : ジャンプ元にカーソルを戻す

F5 : カーソルのあるマクロ(Sub関数)の実行・再開、もしくは実行するSub関数の選択

(ブレイク中のとき) shift + F8 : ステップオーバ (その行のみ実行) F8 : ステップイン (関数の中も含め1行ずつ実行) F5 : 残りを全て実行 (もしくは次のブレークポイントまで実行)


初期設定

VBエディタを初めて使うときは以下の設定に変更下さい。

VBE